猫飼いさんなら、みんな買っているキャットフード。実は保存方法を間違えるととても怖いことになります。キャットフードは封を開けた途端から酸化が始まります。とにかく湿気を避けて酸化させない対策を立てることが大切です。

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酸化・劣化したフードを食べると、どうなるの?

湿度の高い部屋に置き、酸化・劣化したフードは風味や味が落ち、下記のような問題が起こります。

・食いつきが悪くなる

・栄養価が下がる

・嘔吐・下痢の原因

・アレルギー反応が起こる

食べたあと、下痢や嘔吐の症状が起こったり、アレルギーの症状で湿疹や呼吸器異常が起こった猫もいるそうです。それしか食べるものが無かったら、少しまずくても食べてしまいますよね・・・。猫の体調管理では、食べ物はとても重要!もし上記のような症状が起こり、検査をしても原因が不明だった場合、まずはフードを一回処分して新しいものに変更しましょう。

 

みけみけ
原因不明の病の原因が、実は毎日食べているご飯だとしたら・・・・・とても怖いにゃ~。

開けたら何日持つの?

目安は1か月以内で使い切るくらいにしましょう。もちろん、それより早いに越したことはありません。

これは正しい保管をした上での日数です。

人間の食べ物で例えるならば、お煎餅やポテトチップスの袋を開けたときと同じと考えてください。袋を閉めておいても数日すると湿気ってしまい、ものすごく不味くなっていますよね・・・。

 

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大容量パックは多頭飼いさんのみに

容量の大きいキャットフードは、とってもお買い得です。うちも1~2匹なのに大きい袋を買っていたことがありますが、酸化することを知ってからは、高かったとしても2キロ程度のものに留めておいています。キャットフードには油分が含まれているため、酸化がとても早いです。

昔飼っていた猫は、古いものを食べてたのかもしれない・・・と、とても反省しています。無知は怖いです。

猫の食べる量(個体差)にもよりますが、10キロなどの大容量パックは7~10匹程度の多頭飼い用と思っていいかもしれません。

酸化・劣化防止方法

・日光に当てない

直射日光に当たる窓辺に置きっぱなし・・・なんて方はいないとは思いますが、温度が上がり湿度変化も起きやすい場所はやめましょう。キャットフードの成分には油が含まれています。

・大量に出しっぱなしにしない

数日分の餌を、出しっぱなしにすることはやめましょう。自動給餌器に入れる場合もせいぜい2~3日分にしますが、湿気の多い梅雨の時期などは、期間を短くしましょう。

ちなみに、猫の体にとって適度な湿度はとても大事。猫が暮らす環境の湿度は40%~60%が適切だそうです。あまりに湿度が高いのは苦手です。このあたりは人間と同じですね。

みけみけ
人間が快適だと思う気温と湿度は、猫にとっても、だいたい快適だにゃ~。

・袋を密閉&除湿庫に入れる

除湿庫にも、除湿剤を入れて、できるだけ乾燥させるようにします。

 

▲うちでは袋のまま、このストッカーに入れて保存しています。大きいので2kgのものが何袋も入りますし、密閉できるので虫が来る心配もなく安心です。

・袋についているジッパー以外にクリップを使う

ロイヤルカナンなど買うと、すでにジッパー付で閉じられるようになっていますが、たいてい自然に空いてしまうので、空気を出来るだけ抜いたあとに、大きめのクリップでしっかりと密閉しています。キャットフードがしっかり止められる、大きいサイズのクリップがおすすめです。

▲ウェーロック社のクリップは、少しお高めではありますが、品質がとても良いです。うちでは袋のフチを縦に折りたたみ、15cmのものをよく使っていますが、22cm32cmのものもありますのでサイズを確認して試してみてください。いくつあっても、さまざまな場所で使えるので便利です!もう10年以上愛用しています。

・買ったらジップロックに小分けにして保存→使う前に自然解凍

人間の食品と同じく、冷凍すれば少し長持ちするのでは?とのことで、こちらの方法を推奨する方が多いです。例えば2キロのうち、しばらく使わない1.5キロ分を小分けにして冷凍庫に入れておきます。

冷凍庫に入れる場合も、袋を閉める際に空気を抜き切る、脱酸素剤を入れるなどの処理をします。

未開封のフードは大丈夫?

まだ袋を開けていないフードでも、猫はキャットフードだと認識しているようです。・・・ということは多少なりとも漏れているのかと思われます。

1~2年の消費期限があるのでまとめ買いしがちですが、せいぜい数か月分に留めておき、こちらも未開封のまま除湿庫などにいれるのをおすすめします。中には、未開封のまま冷凍庫で保管している方もいるそうです。

フードの色で分かりにくい腐り具合

たとえば人間が食べるパンにカビが生えたら、青や黒の色で分かりますが、キャットフードは茶系の濃い色をしていますので、内部にカビが生えても、見た目には分かりません。

酸化・劣化しているということは、つまり腐っているということです。見た目やニオイで、人間が判断できるものではありませんので、保管状態や期間で考えるしかありません。

猫飼いさん全員に伝えたいまとめ

最後に覚えておきたい3つのことです。

 

●酸化・劣化したキャットフードは危険!

●高くても小分けのものを買う!

●1か月以内で使い切る!

 

人間も動物も、新鮮な食べ物で、健康的な食事をしましょう!

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