猫をもらう・保護猫の里親になるには?5つの方法をご紹介。

最近、テレビでもよく聞くようになった保護猫(ほごねこ)。ペットショップやブリーダーから猫を購入するのではなく、捨て猫や、過剰繁殖してしまった行き場の無い猫たちを保護する動きが高まっています。日本は先進国にも関わらず、動物愛護に関しては他の国よりも遅れぎみです。世界の見本になれるよう、ひとりひとりの優しい気持ちで、不幸な猫を一匹でも多く減らしていきましょう!

今回は「保護猫の里親」になる方法をご紹介します。

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1.保健所から譲り受ける

保健所や愛護センターなど、各地域にある保護施設では定期的に里親募集をしています。幸か不幸かにも施設に持ち込まれた猫たち。収容数に限りがあるため、期限が来ると殺処分の対象となります。

お住まいの地域の、県や市のホームページから「ペット・愛護動物・犬猫について」などのリンクを見つけ、現在の収容動物についての情報を探してください。もしくは「保健所・愛護センター」に電話で問い合わせしてみてください。


▲収容された猫たち

2.ボランティアから譲り受ける

民間の愛護団体が保護している猫は、インターネット上の里親募集サイト、団体が運営しているWEBサイト、譲渡会で出会うことができます。「お住まいの地域 猫保護」、「お住まいの地域 譲渡会」などで検索すると探せると思います。インスタやtwitterのハッシュタグ「#譲渡会」「#里親募集」などで探すこともできます。
ボランティアの方が取り扱っているのは、行政機関や地域で保護された猫たちです。多頭飼いやブリーダー崩壊から助けた子たちも、年々増えています。ボランティアは、自分の時間やお金をかけてお世話をしている一般の方です。譲り受けることになった場合、物資や寄付金などのお礼をしましょう。団体の場合、金額が決められている場合もあります。

▲ミルクを与えられる子猫

保護活動で有名なNPO法人
ボランティアさんの保護猫を探せるサイト
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3.保護猫カフェから譲り受ける

各地に登場している「保護猫カフェ」。癒やしを求める従来の猫カフェと違い、お店に出ている子が保護猫たちで、新しい飼い猫さんを探しています。何度か通い性格などを見たり、接したりすることで、相性を確かめることが出来ます。

▲ハンディのある子もいますが、性格が分かって探しやすいです。

4.個人から譲り受ける

インターネットで募集をかけている個人の方から譲り受ける方法です。庭で産まれてしまった、飼い猫が産んでしまったなど、様々なケースがあります。お互い猫に詳しくない可能性もあります。以前からの知り合い同士だと話も楽ですので、まずは猫を飼いたい旨を、普段から身近な人に話しておくのもいいかもしれません。

5.地域猫を保護する

昔、猫を飼う方法は、拾ってくることが多かったと思います。不幸な猫を拾って飼うのはとても素晴らしいことですので、気になる子がいたらリサーチしてみましょう。外にいるにも関わらず、健康的でお腹がすいていないように見える多くの猫は「地域猫」の場合があります。耳の片方がV字型、もしくは横に切られている子は、不妊手術を終え、誰かが外で面倒を見ています。もし飼ってみたいお気に入りの猫がいたら、その子が出没している場所でご飯をあげている人に相談してみてください。ご飯をあげる方が来る時間帯は、早朝、夕方、夜間が多いです。
誰かに面倒を見てもらっていても、外で暮らすことは想像以上にとても過酷です。事故・病気・飢え・災害・不審者による殺傷など危険なことだらけです。飼い猫の何分の1も生きることが出来ません。たとえ「地域猫」でも、安心して暮らせる家を与えてあげましょう。

TNR・耳カットとは?
猫の繁殖を防ぐための処置です。Trap(捕獲)・Neuter(不妊去勢手術を行い)、Return(元の場所に戻す)の頭文字を取って「TNR」と呼びます。TNRをした印として耳先をV字カットし、不妊手術が行われたことがひと目で分かるようにしています。日本ではV字カットが桜の花びらに似ていることから「さくらねこ」と呼びます。他には、横に切ったり、横側に少し切れ込みを入れたりと、その国々で耳カットの形は異なりますが、TNRはいまや世界共通の言葉です。

おすすめは?

猫に詳しく、飼ったあとも相談できる「ボランティア」「保護猫カフェ」からの譲渡がとてもおすすめです。「地域猫を保護する」のは、初心者の方にはハードルが高いように思いますが、実は現在飼っている方の多くは「拾った」という方がとても多く存在します。皆さんも子供の時に拾ったことありませんか?今は昔よりもインターネットで調べたり、人に相談したりすることが出来るので、ちょっと頑張れば保護できるかと思います。

最後に

私もボランティアさんから譲り受けたり、拾ったり、地域猫を保護したりして、猫を飼っています。どんな時も、その猫の立場・気持ちになって考えることが大事です。猫に関する正しい知識を増やそうと、今も勉強中です。最初はみんな初心者ですので、ぜひ考えてみてくださいね。

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