野良猫・子猫を拾ったあとは動物病院へ!駆虫・検査・ワクチンについて

野良猫や子猫を拾ったら、まずは獣医さんに連れて行きましょう。ウンチをしていたら、それも一緒に持参します。(ビニール袋やサランラップなど、水分が逃げないものに包みましょう)

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駆虫(くちゅう)・虫の駆除を行う

野良猫には必ずと言っていいほど寄生虫がいます。動物病院で治療ができますので早めに検査をしましょう。寄生虫には2種類あります。

外部寄生虫

ノミやダニ、シラミなど、体に着く寄生虫です。レボリューション、フロントラインなどを皮膚に投薬することで駆虫を行います。人間や先住猫に移ったりしますので、駆虫するまで他の猫とは別の場所に置いてください。駆虫前に使っていたケージやキャリーケースは、よく水で拭きましょう。

 

人間には感染するの?
外部寄生虫のノミやダニは、人間にうつることがありますので、駆虫前に使っていた猫用の敷物などは処分するようにしましょう。常に清潔に!!

内部寄生虫

回虫やコクシジウムなど、体の中に寄生する虫です。嘔吐や下痢の原因になり命を落とすこともあります。ウンチから検査が出来、投薬をして治療します。寄生虫が完全にいなくなるまで1週間〜1ヶ月程度かかります。こちらも猫に移りますので、ほかの猫が排泄物を触らないようにしましょう。

 

先住猫がいる場合、上記2つの駆虫が終わるまで一緒にしないことが大切です。保護猫をゲージに入れて、トイレを分けましょう。

猫エイズ、猫白血病の検査をする

保護した猫がどんな病気を持っているか、把握することが大切です。子猫の場合は、あまりに小さいと検査できません(正確な結果が出ません)ので検査時期を獣医師と相談しましょう。

猫エイズ

猫後天性免疫不全症候群」と言います。発症すると、発熱、体重減少・口内炎・下痢などが出て、症状が進行するとほぼ100%近い確率で亡くなります。発症しないためには免疫力の低下を防ぐため「心身ともに猫が快適な生活環境を与える」ことが大切です。猫エイズは人間にはうつりません。猫同士で空気感染もしません。

猫白血病

貧血や免疫力の低下、腎臓病などの原因になります。感染・発症すると数年以内に死亡しますが、ワクチンで予防することが出来ます。猫白血病ウィルスは人間にはうつりません。

外で暮らしていた猫の中には感染している子もいます。感染しているからといって、すぐに発症するわけではありません。何も症状が無いまま一生を終える猫もいます。実際に感染猫と、感染していない猫とを一緒にして暮らしても問題ないこともあります。血が出るような喧嘩をしなければ、基本的に大丈夫でしょう。唾液で移ることもあります。食器を分ける、未感染の猫に猫白血病ワクチンを打つなどして予防しましょう。

まとめ

・人間には感染しない
・エイズは必ずしも発症するとは限らない
・非感染の子と一緒に多頭飼いできる
・空気感染はしない
・子猫の検査時期は獣医に相談

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ワクチン接種で予防するのが大事!

ワクチンを打つ理由

免疫力をつけ、あらゆる感染症を予防できます。家の中のみで飼っている場合でも必ず接種しましょう。ペットホテルに預ける場合でも、ワクチン接種をしていることが必須となります。

猫風邪にも、かかりにくくなるよ。

ワクチンの頻度

子猫は生後2か月頃に最初のワクチン接種になります。1か月ほど開けて2回目のワクチンを打ちます。3種混合ワクチン、5種混合ワクチンなどの種類がありますので獣医さんと相談してください。

大人猫は1年に一度の接種となります。

病院からいただくワクチンの証明書は保管しておきましょう!

ワクチンの費用

種類によって異なります。大体3種混合ワクチンで3000~5000円、5種混合ワクチンで5000~7000円になります。

毎年必ずかかる費用として、予算に入れておきましょう!

 

動物病院へは猫用のキャリーバックで!


動物病院への通院では、途中で脱走しないことが大事です。チャックが壊れたりしない丈夫なものを使用しましょう。うちでも愛用しているリッチェルのキャリーがおすすめです。上部が開いていると何かと便利で、汚れた際にも洗ったり拭いたりが簡単です。ただし子猫~4キロ程度の猫に使用してください。それ以上大きな猫だと小さいです。

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