どこまでもついてくるキジトラさん~【連載】イスタンブールの100匹猫さん 35匹目

ブランド服店などが並ぶ、おしゃれな通りがあります。お店には黒いスーツを着た店員さんがおり、お店には入りにくい雰囲気です。そんな通りにも、猫さんが歩いていました。

緑色の瞳がかわいいキジトラさん。話しかけてみると、歩いてついてきます。私の足元にすりすりしたまま離れません。このままだと写真が撮れないので、近くにあったベンチをトントンと手で叩いてみました。

すると、こちらの思惑通りベンチの上に。

それでも、「にゃーにゃーにゃー!」と何か訴えたまま、あまりじっとしてくれません。まわりには猫のご飯がある地域なので、お腹がすいている感じではありません。「あそぼーー!」とでも言ってるのでしょうか。

初対面で、こんなに慣れてくれるなんて、なんて社交的なキジトラさん。

時間が経つと、やっと静かになり毛づくろいをし始めました。

そろそろ行こうかと「バイバイ」してから、歩き出してみると、またついてきます。ついて来ているところを、撮ってみました。道が結構長いのに、ずっと足元から離れません。

このままついてきたら、元いた場所から迷子になってしまうと思い、大通りに出たときに、少し隠れるようにしながら早足で通り過ぎてみました。振り返るとまたついてきてしまうので、そのまま歩きます。

 

しばらく経ってから、先ほどの道を見てみると・・・・・・、「あれー??」って感じでキョロキョロしているキジトラさんが。ちょっと可哀想だけど、元にいた場所に戻ってね!!


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