ジェスチャーで話しかけてきた青年のこと【連載】イスタンブールの100匹猫さん 80匹目

ボスポラス海峡をはさんで、アジア側にある町並みを散策しました。

繁華街を離れて、アパートのある通りを歩きます。アジア側と言いますが、実際はアジア感は無くヨーロッパのような民家が立ち並びます。民家には駐車場が無いらしく、家の前の道路に車を停めておくスタイルのようです。そして、その車の上を見ていると、よく猫さんが・・・。

ほら、くつろぐキジトラさんがいました。

近づいて話しかけると、ちょっと緊張?目をそむけてしまいました。あら、逃げてしまうのかしら・・・・・と思っていたら

ちゃんとカメラ目線になってくれました。

かわいいね~」と褒めていると、だんだんと気をゆるしてくれてゴロゴロ転がりはじめました。頭もなぜてすっかり仲良くなりました。

毛づくろいがはじまり、ベージュ色のすてきなお腹も見せてくれました。すっきりしたきれいなお顔と、表情がとても素敵だったので、たくさん撮影してしまいました。続けて見てくださいね!

途中で、荷物運びをしていた青年に話しかけられました。話しかけられたと言っても、英語は話せないらしくジェスチャーです。親指と人差し指をこすって「お金ください」のポーズをし、数百円分の現地のお札をピラピラ出し、口元に手を持っていくポーズと、猫を指さすポーズをしました。海外にいるときは騙されないように必要以上に注意しているので、いつもと同じく「NO!!!」と拒否しました。

青年が立ち去ったあと、ポーズの意味をあらためて考えてみると「猫のご飯のお金をこれだけください」とのことだったのかな?と思い、そういうことなら・・・と思い走って追いかけました。しかし、もうどこにも姿が見えず。。。数百円なら、猫の餌か自分のご飯かどっちでも良かったからあげればよかったな・・・・・と、心残りとなりました。ただの優しい青年だったかもしれないのに。

 

また、元の場所に戻ると、先ほどのキジトラさんが、まだ車の上でゴロゴロしていました。

この可愛いキジトラさんの写真を見るたびに、そんな青年のことを思い出してしまいます。

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