マダニとは?
マダニとは、草むらで寄生する動物を待ち構える寄生虫のことです。動物や人間などにくっつき、長時間かけて吸血します。体長は3~4ミリですが、吸血すると何十倍もの体重になります。イラストとは形や色が違う種類がいますので、怪しいものがいたらマダニの画像を検索してみてください。もし見つけても手で掴んではいけません!マダニがはじけてウイルスが付着する場合があります。
日本にもいるの?
海外の話ではなく、日本全国に生息しています。公園や、庭、ドッグラン、散歩道など身近な場所にいるマダニ。春から秋にかけて多く発生します。
SFTSとは?
重症熱性血小板減少症候群、読み方はエスエフティーエスウィルスと言い、Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome Virusの略です。マダニの体内にいるウイルスのことで、そのマダニが人や動物を吸血する際にウイルスを媒介します。人間の発生症例が報告されています。人間の場合、重症な発熱、消化器症状、呼吸器症状などが起こります。動物の場合は死に至ることもあります。吸血している間、痛みや痒みを感じませんので、なかなか気づきません。
人間がマダニに咬まれたら?
もしマダニに咬まれたら、無理にとるのはやめてすぐに病院(皮膚科)へ行きましょう。吸血虫のマダニはとても強力です。無理に引っ張るとマダニの一部(口など)が体内に残ります。いろいろと試した方がいるそうですが、失敗するリスクが高いです・・・。実際、病院では皮膚ごと切ることになるようですので覚悟してください。マダニが取れたあとも、数週間は体調の変化に注意する必要があります。発熱などの症状が見られる場合は、すぐに医療機関に行ってください。潜伏期間は6日~2週間です。
猫がマダニに咬まれたら?
マダニは目のフチ、耳など被毛の少ない場所にイボのように出来るのが特徴です。吸い付いている最中も無理に取らず、動物病院で受診しましょう。マダニ取りピンセットも売っていますが、一度、動物病院で取り方を教わると安心です。SFTSに感染した場合は致死性があり危険です。
防ぐ方法
完全に防ぐことは出来ませんが、人間の場合は草むらに行く際に肌の露出が少ない格好をすることです。猫の場合は完全に室内飼いをし、あらかじめ予防薬を投与しましょう。
ダニは痒みだけではない
「ダニ」や「ノミ」と聞くとまず痒みを想像しますが、被害はそれだけではなく、人間や動物に病気をうつす寄生虫です。ペットに寄生している場合、その20倍の成虫の予備軍が家の中で成長していると思ってください。一度発生すると、完全に駆除をするのはとても大変なことです。家の中が「ダニ」「ノミ」だらけになる前に予防するのが大切です。
猫のマダニを駆除するフロントライン
猫のマダニ駆除には、フロントラインプラスキャットがおすすめです。
●ノミの成虫を24時間で駆除
●マダニも48時間で駆除
●フロントライン プラスなら、卵・幼虫にも効果
●猫のハジラミなど、別の寄生虫にも効果
フロントラインの使い方
首筋に垂らすだけの簡単投与です。 投与後24時間で成分が体全体に拡散します。ペットにも、人にも優しい安全性。安全とはいえ猫にも個体差があります。虫を殺す強いお薬になりますので、投与後24時間は体調に異変がないか、しっかりチェックしてください。お互い毛づくろいをする猫同士を飼っている場合は相手の薬を直接、舐めてしまう可能性があります。24時間ほど別々の場所に置きましょう。フロントライン+の投与間隔
フロントラインプラスキャットの投与は、1ヶ月に一度を推奨しているそうですが、家の中で飼育している場合、それほど頻繁に投与する必要はないかと思います。心配な場合は、夏場に一度の使用で大丈夫です。投薬が必須のケースは以下のとおりです。
・野良猫を保護した
野良猫には、ノミやダニ、回虫などがいる場合が多いです。保護したらまず1度投与しましょう。子猫の場合、生後8週齢以上に使用します。強いお薬なので、生後どのくらいか判断できない場合は獣医師に相談しましょう。
・外に出た場合
飼い猫は室内飼いが基本ですが、それでも外に出てしまった場合は必ず投与しましょう。外出する猫には月1の投与が好ましいです。もちろん犬もマダニの被害にかかります。犬と一緒に飼っている場合、犬は外を散歩しますので、経由して感染する可能性があります。お互い予防しましょう。
・ノミを見つけた場合
室内に入り込んでしまう場合があります。猫にノミを見つけたら投与しましょう。それでもあまりに痒そうにしている場合は、獣医師に相談しましょう。
予防をして健康に過ごしましょう!
マダニなどの吸血する虫は本当に怖いですね。少しの予防で効果がでますので、出来るだけ早めに対応してください。ダニやノミは人間の生活にも密接していますので、薬の投与だけでなく、部屋の掃除をこまめにするようにしましょう。殺虫剤など使用する場合は、ペットに害が及ばないものを選ぶようにしてください。