イスタンブール新市街の坂道。歩く女性を目で追うおじさんの手前に、1匹のキジ白さんが横たわっていました。
半分日陰で、半分日向。うとうととしています。撫でるとゴロゴロ言っていて、とても人懐こい子。ただし、体を見るとペラッペラの薄さなんです!野良猫さんの中には、ご飯を食べられなくて痩せている子を見かけますが、イスタンブールの街なかでこんなに薄い子を見るのは初めて!・・・というのも、すぐ側にキャットフードとお水が置かれているのです。
「痩せてるね~、どうしたの?」と問いかけてみましたが、特に苦しそうでもなく、目も鼻も口まわりも普通にきれいです。
しかも、人通りの多い目立つ場所にいるし、人間嫌いな感じでもないし・・・・・、うーん。
食べていないわけでも、病気なわけでもなく、ただ普通にお年寄りなのかな??と思いますが、猫に聞いてみてもわかりません。
「いいから寝せてよ・・・・・」と言わんばかり、また目を閉じてすやすや。顔だけ日差しにあたっていて、気持ちよく日向ぼっこしているように見えます。痩せている点以外は、とくに心配ないんですが、どうなんでしょう!?
そして、この子のすぐ目の前のメガネ屋さんの前には、別のキジ白さんが。ショーウィンドウのそばで横たわって毛づくろい中です。
先ほどの痩せている子とは、目と鼻の先。この子は普通の体型で、特にやせている感じはありません。
この子に聞いてみても、「さー、知らないよ」みたいな雰囲気・・・。
「それより毛づくろいで忙しいニャ~」
こちらが、じっと見てみても気にせずぺろぺろぺろ。とても忙しそうなキジ白さんです。
野良猫さんで、状態の悪い子を見ると、のちのちまでとても気になってしまいます。1匹目のキジ白さんは、お年寄りなのかな?とは思いますが、穏やかに暮らしている感じには見えました。また次回イスタンブールに行ったらこの子に会いにいきたいです。