5匹のやんちゃな子猫とお母さん【連載】イスタンブールの100匹猫さん 74~78匹目

イスタンブールの古本屋街にて。ここで暮らしている親子猫に出会いました。

キジトラのお母さんと、子猫は三毛猫1匹、サビ猫1匹、キジトラ3匹の兄弟です。本屋さんのお兄さんがご飯の面倒をみていて、まわりの人たちもお水をとりかえたり、小屋を整えたりとお世話をしていました。

本屋街の広場をタタッと走る子猫。他の子猫やお母さんもあとに続きます。入っていったのは、老舗のきれいな古本屋さんです。

本屋さんの棚に入って遊び出す子猫たち。それを見つけた店主が思わず「あ!!」と声をあげ立ち上がり、店の奥からこちらに歩いてきます。やばい!怒られる!!

三毛猫、サビ猫、キジトラの3匹が足早に逃げていきます。お母さんは香箱座りをしたまま、お店の外で見守っていましたが、ゆっくりと歩いて去っていきます。

みんな逃げたあと、ひとりうろうろしているキジトラちゃん。写真を撮っていた私も、この子が怒られたり?蹴られたり?しないかどうかヒヤヒヤしていました。(何かあったら止めにはいろうと身構えていました)

すると店主、かがんで子猫に向かって口頭で注意!トルコ語で叱っているようです。それを、じーーっと聞くキジトラちゃん。もちろん、おじさんは、手を出していませんよ!見た目怖そうなおじさんだったので、本当に心配しました・・・。なんだか、この1匹に向かって怒っている姿が、ほのぼのしていてかわいくないですか?

猫に対する対応がみなさんあたたかいです。他のお店でも、本の上に乗って怒られていましたが、それとこれとは別といった感じで、お昼の時間にはおやつをあげたりしていました。本気で嫌がっているわけではなく、猫にしつけをしているんですね。(だからお母さん猫は本屋の入り口で座ってたんだ・・・)

先に逃げていった子猫たちはというと、さっきのことはもう忘れてしまったらしく、別の場所でじゃれ合い中。

折りたたみ式の台車の間にはいって、ペシペシ!と叩き合いをしていました。キジトラの縞がはいったお腹が可愛すぎですね!

まだ小さいので、お腹もぷっくり!

植え込みの中では、お母さんが授乳&毛づくろい中。この植え込みにはダンボール箱で作った小屋がいくつか置いてあります。

とってもかわいい子猫たち。この古本屋街には何日か通って3~4時間ほど滞在し、本屋さんや、訪れる人たちの様子を観察していました。どの店の方たちも猫に寛容だったので、きっと今も幸せに暮らしているはず・・・!また、イスタンブールを訪れた際は様子を見に行ってみますね!左の子なんかは特徴があるサビ猫さんなので、会えばすぐわかるはずです。


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