外にいる猫・野良猫や地域猫を拾って、家で飼いたいという方が多くなってきました。自分の家が出来ることは猫にとっては嬉しいことです。もし近くで野良猫を見かけてしまったら・・・ぜひ救いの手を差し伸べてあげてください。
子猫(と親猫)を見つけた場合
子猫とともに親猫がいる場合は、一緒に保護して親猫に面倒を見てもらいます。乳飲み子である生後二ヶ月程度までは母猫から引き離さないことが大切です。
母猫や兄弟猫と一緒に育つと、その後の成長や性格にも影響します。
人間がミルクを与えるよりも、母猫から出る母乳の方が栄養を多く含んでおり、病気にかかりにくい免疫が付きやすくなります。
薄暗くて暖かい場所に置き、親猫には栄養のあるフードを与えましょう。子育てが落ち着いたら、母猫の避妊手術を行います。
里親を探す場合(← 近日公開予定)
里親募集がはじめてで不安な方は、近くの保護団体や動物病院で相談してみて下さい。
子猫が捕まり、親猫が逃げる場合
子猫を保護して育てましょう。
親猫がいないため、人工乳を与えることになります。
子猫へのミルクの与え方(← 近日公開予定)
ぜひ親猫の捕獲も試して見て下さい。場合によっては避妊手術をしてリリース(TNR)することも考えましょう。子猫を取られて可哀そうですが、避妊手術をしないと新たに子猫を産み、同じことの繰り返しとなります。
子猫が逃げる場合
近くにいるけれども逃げてしまって捕まらない場合は、餌付けでおびき寄せることを試しつつ、近くの保護団体や動物病院で相談し、捕獲器を借りましょう。
突然、子猫を拾ってしまった場合
たまたま見かけて簡単に抱っこして、拾えてしまうことがあります。学校や会社に行く途中だった場合、そこから近くの動物病院に連絡して、とりあえず預かっていてもらいましょう。(もちろん費用がかかります)
夜中などの場合は病院に行くまでの間、子猫が冷えないように暖めるようにしておきましょう。段ボール箱にタオルなどをひいてベッドにします。猫用のミルクをすぐに用意出来ない場合、コンビニで売っている「ちゅーる」を一時的に与えます。1kg程度の猫でしたら、カリカリ(固形フード)でも大丈夫です。食べれないようなら、ふやかしてあげてください。
大人猫を捕まえたい場合
洗濯ネットや捕獲器を使用して捕獲します。
大人猫の場合、首輪をしていなくても飼い猫や迷い猫の場合があります。SNSや動物病院に捜索願が出されていないか調べましょう。誰も探していなければ、野良猫だと思っていいと思います。飼い猫は基本的に家の中での飼育が義務づけられています。
耳がカットしてある猫は、どこかで餌をあげている方がいるかと思います。毎日、餌をあげている時間を利用するなどして協力してもらってください。耳カットしている地域猫でも、家の中で暮らせるようになることは、とても幸せなことです。
捕獲器で捕まえると、猫はパニックになって大暴れします。扉が開かないようにして、布などを被せて暗くし、安全な場所に持っていきましょう。布をしばらく被せておくと静かになります。部屋に入れたら、猫用ケージなどに入れて、人間に慣らすことになりますが、まずは動物病院に連れて行きます。出すのが難しい時は捕獲機のまま持って行きましょう。行く前には動物病院に電話しておくように!!
捕獲器の注意!
捕獲器のそばにいると、警戒している猫はなかなか入りませんが、持ち去りを防ぐために出来るだけ捕獲機の近くにいるようにしましょう。
場合によっては、何日もかかることがあります。捕獲器から離れなければならない時は、薄くて軽い布を被せておき張り紙をしておきましょう。目立たない場所へ隠しておきます。
人の家の駐車場や敷地に置く場合は、説明して許可をとるようにしましょう。